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石炭の時代展(6)入坑から入浴まで 丁寧に描かれた炭鉱の一日

炭鉱絵巻
原田大鳳
1938(昭和13)年
絹本着色
24.8×886.5cm
直方市石炭記念館寄託

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筑豊の大手炭鉱である貝島炭鉱で、保安員として防災にあたっていた原田観吾(1901-1973)氏は、1938(昭和13)年、会社の命を受けて、貝島炭鉱大之浦六坑(福岡県宮若市)の様子を描きました。原田氏が貝島で働き始めたのは10代後半から。20代の頃、福岡県飯塚市の画家に師事しました。大鳳(たいほう)という雅号を持ち、特に鯉の絵を得意としていたといいます。
原田氏が描いたのは長さ約9メートルの絵巻物。炭鉱の一日の様子が時系列に沿って描いており、入坑から入浴まで、炭鉱で見られる様々な場面を、連続性を持って見ることができます。最小限の道具立てで丁寧に描かれていて、素朴で上品な味わいを醸し出しています。
by nogataartmuseum | 2016-05-03 18:23 | 企画展